書と花、そして茶の師範でもある知人の書の個展に招かれたときに宿題を戴きました。文字を形造る間隔やバランス等を私なりに評価させていただいたところ、(私は書に興味はないのです。ただ文字を構成している隙間が好きです。)空間とは何ですか?という恐ろしい質問をうけました。桂離宮あたりから考えてみましょうか?その時はそう申し上げておきました。月波楼の天井のイメージが一瞬頭を掠めたからです。大切なことは、400年後の離宮のイメージを今、目の前にしているという事にあります。彼女が書と空間をつなげて見たように、今、空間と呼べそうなものは月波楼ぐらいのものであろう?という思い込みが先行したからです。刻々と消えて行く時間とその渦中にいる自分と現存する離宮との間に共有しうる何かが在りそうです。彼女の宿題に答える為に宿題をかかえたままもう少し、雑多な日々が私とは無縁に流れて行く事で、自と見えて来ると考えています。
竹ノ内淳
:2008/02/17 08:08:59 ID:4179